ある日突然発表される推しセラピストの退店。ずっと応援してきたからこそさみしいものです。
「どうにか続けられないのか?」「何か私に協力できることはないだろうか?」と考えてしまうユーザーさんもいるかもしれませんが、セラピストにも事情はあるというもの。
今回は、女性用風俗の店長をつとめた経験を踏まえ、なぜセラピストが仕事を辞めるのかの理由を探っていきたいと思います。
女性用風俗のセラピストってどんな人?

そもそもどんな男性が女性用風俗のセラピストとして働き始めるのでしょうか。よくいるセラピスト像から見ていきたいと思います。
セラピストの年齢、仕事は?

セラピストの多くは20~30代前半が多く、中には30代後半や40代以降の方もいます。
現在本業でセラピストだけをやっているという人は一部で、兼業で働いている人がほとんど。
昼間は本業として会社に勤めたり、飲食店などいくつかのアルバイトと掛け持ちしているという場合もあります。
セラピストを始める理由は?

前述したように、セラピストの多くはほかにも仕事をしていて、副業としてやっている場合が多いです。
月に数万円プラスで稼ぎたいから週末だけ出勤したり、中には自分で事業を始めるための資金を貯める目的で本業と同じくらい出勤しているセラピストもいます。
30代後半のセラピストになってくると、仕事もある程度落ち着いてきたので、新たな挑戦として始める方もいらっしゃいます。
セラピストはどのくらい続けるもの?
私自身が店長をしていた経験を踏まえ、また、他の女風店なども見てみますと、一年も続けば業界としては「ベテランセラピスト」として認知されます。
中には5年以上続けているような有名セラピストもいますが、ほとんどのセラピストが長くて3年、多くが1~2年程度で辞めてしまうケースが多いです。
セラピストが辞める理由
では、セラピストが「辞めよう」と思うのはどんなときなのでしょうか?
①必要なお金が貯まったから

セラピストを始める理由に、「奨学金の返済」「事業立ち上げの準備金」などお金を稼ぐ必要があって、金額が具体的に決まっている場合は、目標金額を達成したら辞めていきます。
ただ、出勤を続けられる時間的な余裕があり、セラピストの仕事にやりがいを見出しているセラピストなら、目標を達成してもすんなり辞めるわけではなく、出勤日数を下げてほそぼそと続けてくれる場合も。
もし何度もリピートしているセラピストなら、そういったことができないかセラピストやお店に相談してみるのも手でしょう。
②本業が忙しくなってしまったから
セラピストとして働きたくても、働ける時間がなくなってしまった場合、セラピストを辞めざるをえなくなります。
例えば本業が忙しくなり残業や休日出勤が続いたり、中には転勤が決まってそれまでのエリアやお店で働けなくなってしまうという理由で辞める場合も。
ほかにも営業職だと業界によってはクライアントの都合によってアポの予定が決まるため自分でスケジュールをコントロールしづらかったり、転職を経験して仕事のスケジュールが見えづらいときなどは、シフトを出しにくいので出勤を控えるようになる場合もあります。
本業が落ち着いたら戻ってきてくれることもありますが、本人の意志ではどうにもできない状況なので、どうしても近い日程で利用したい場合は、他のセラピストを指名することを検討するほうがよいでしょう。
③お客さんとのトラブル

あまり多いケースではないですが、お客さんの中にはセラピストのことが好きすぎて、ストーカー化してしまう方もいらっしゃいます。
その結果、セラピストの個人情報を暴いたり、待ち伏せして自宅に押し掛けたり、迷惑な行為をとる場合も。
基本的にそういったお客さんとのトラブルがあった場合、お店からそのお客さんを利用NGにするのですが、それでも一度怖い思いをしてしまったら、もうセラピストの仕事自体を辞めたいと考えてしまうのもうなずけます。
トラブルとは関係ないお客さんにとっては、どうしようもない状況に歯がゆい思いをしてしまうと思いますが、セラピストの身の安全が大事なので、勤務を続けることや復帰は期待しないほうがよいでしょう。
④お店とのトラブルや移籍
例えばお店のスタッフと相性が悪く、コミュニケーションがうまくいかなかったり、お客さんをつけてくれなかったり、セラピストとお店の間でトラブルがあった場合に、辞めることがあります。
まれにですが、お給料を支払ってくれないというユーザーからは見えないトラブルが起きている場合もあれば、お店自体が閉店してしまって働けなくなってしまうということも。
それをきっかけに今後どうしたいかセラピスト自身で考え、その結果辞めることを選ぶ場合もあれば、お店を変えてセラピストを続ける場合もあります。お店を変えた場合は、次のお店でまた指名することができます。
もしセラピストがお店を通さずお客さんとお金のやりとりをする「裏引き」をしていたり、ルール違反の「本番行為」をしている場合は、お店から解雇という形になりますので、同じお店でもほかのお店でも復帰は難しいでしょう。
⑤恋人ができたり結婚するため

まれではありますが、プライベートの理由で辞めるセラピストも存在します。たとえば恋人ができたのでもうほかの女性を接客することに心理的抵抗がある、とか、結婚するのでけじめをつけたい、といった理由です。
残念ではありますが、セラピスト自身の幸せのために、割り切って送り出してあげましょう。余計な詮索をしたりするより、新しい推しを見つけるのが良いでしょう。
辞めると決まってしまったら
残念ながら推しのセラピストが辞めることが決まってしまったら、どうすればいいのでしょうか。
最終出勤日が告知されている場合
SNSやお店のサイト等で事前に辞めることが告知されている場合は、まだ予約をすることができます。
ただ、残りの日数が少なくないと「ご新規様は予約不可(リピート客のみ予約可)」という対応になる場合もあるので、気になるセラピストを見つけたら早めに予約しておくのが良いでしょう。
事後報告で告知された場合
セラピストが過去の日付で辞めてしまうこともあります。例えば、お店の公式SNSやサイト、本人SNS等に「〇月〇日付で退店しました」とだけ発表されて、いつのまにかいなくなってしまいます。
この場合はもう新規の予約を受け付けていないので、残念ですが予約は諦めましょう。
辞めたあとのSNSはどうなる?

多くの場合は辞めたセラピストのSNSやサイトのプロフィールは削除されます。
まれにSNSのアカウントだけ残す場合もありますが、基本的に新しい投稿はせず、DMのやりとりもできません。したがって、辞めたあとのセラピストの動向を知ることは難しいでしょう。
セラピストが辞める理由はさまざま!
セラピストが辞めるのは、自分の目的が達成できたり、続けられない理由ができるなど様々。
中には復帰するセラピストもいますが、悲しいですがもう二度と業界に戻ってこない場合のほうが多いです。でもセラピストはたくさんいます。
サイトを見たりSNSを見て、ぜひ新しい推しを見つけてくださいね!