女性用風俗に通っているうちに、セラピストのことを好きになってしまったり、パートナーよりも深い関係になるということがあります。
好意を持つだけならいいのですが、中には「性感マッサージ以上のことをしてほしい」と思ってしまったり、実際に行動に移そうとする人もいるかもしれません。
でも気を付けて! 女性用風俗ではいわゆる“それ以上の行為”はできません。なぜできないのでしょうか? もししてしまったらどうなるのでしょう? 詳しく見ていきたいと思います。
女性用風俗って本番はできる?
女性用風俗の多くは、性感マッサージと呼ばれるプレイを行います。その中には本番(男性器を挿入する行為)は含まれていません。それはなぜでしょうか?
本番は違法!

挿入行為、いわゆる“本番”は女性用風俗では禁止になっています。
女性用風俗のみならず、男性用風俗においても禁止で、売春防止法に違反する行為です。売春防止法では、お金のやりとりのある性交を売春とみなし、それを斡旋したり場所を提供した者に懲役や罰金が設けられています。
厳密にいえば本番行為自体を処罰する法はないのですが、店舗が売春斡旋とみなされたり、セラピストが違反行為をしたとみなされたら、罰則を受けたり廃業に追い込まれるということも考えられます。
では「お金が発生せず、双方の同意があれば本番しても大丈夫なのでは?」と考える方もいるかもしれません。しかしすでにコース料金としてはお金は発生しています。
営業停止につながりかねない行為なので、セラピストとお客さんのあいだでのお金のやりとりがあろうとなかろうと、お店のルールとして本番行為自体を禁止しています。これは全店舗共通です。
女性用風俗でできること

では本番ができないのであれば、女性用風俗では何ができるのでしょうか? 簡単に女性用風俗の流れをおさらいしてみましょう。
女性用風俗の流れ
- カウンセリング…セラピストがお客さんに、その日の施術内容について細かく質問をしながら、コミュニケーションをとっていく
- シャワー
- 指圧マッサージ、オイルマッサージ…リラックスを目的としたマッサージ。体をほぐし心の緊張をといて、その後のプレイをじっくり受けられるような環境を整えてくれる。
- 性感マッサージ…キス、ハグなどのライトな行為から、フェザータッチや全身リップなどの女性用風俗独自のテクニックで全身を愛撫していく。その後、クンニや指入れで、手や舌を使って女性客の局部に刺激を与えていく。
特に④のクンニや指入れが女性用風俗では一番刺激のあるプレイとなっていて、本番なしでいかに女性が気持ちよくなれるかを追求したサービスになっています。
女性用風俗で本番をしたくなったらどうする?
筆者が女性用風俗店の店長をしていた頃には、このような本番禁止のルールを知らない方からお店に「本番はできますか?」と問い合わせがあったり、あとでセラピストに「本番できると思っていらっしゃったお客様でした」と報告を受けることもありました。
しかし、女風で本番が禁止なことは、ここまで読んでくださった皆さんにはご理解いただけたことと思います。
ただ、それでもセラピストと本番をしてみたいと思ってしまう女性はいます。なぜ本番をしたくなるのか、そして本番をしたくなったときの対応方法についてまとめました。
本番をしたくなる理由①気持ちが昂ってしまったから
最も多い理由が、性感マッサージをしていたら気持ちが昂ってしまったり、挿入がないと焦らされて歯がゆい思いをしてしまうというケースかと思います。
一般的な男女の行為では挿入がゴールであることが多いので、ついついその先を期待してしまうという気持ちが生まれてしまうのでしょう。
気持ちが昂ってしまったときの対処法

テクニックがあるセラピストの場合は、しっかりとイカせてもらいましょう。イク回数に制限はないので、女性用風俗の場合は何度でもどんな方法でもイクことができます。
イキづらい体質であったり、イッたことがない女性もいるかと思います。また挿入していないまま終わるのは・・と感じてしまうことも。そういった場合はアダルトグッズを使って補助をすることも効果的でしょう。
本番をしたくなる理由②セラピストを好きになってしまったから。

セラピストは性感マッサージのプレイだけではなく、愚痴や悩みを聞いてくれたり、励ましてくれたりと心に寄り添ってくれる存在。気持ちが募って、セラピストと客以上の関係になりたいと思ってしまうこともよくあることです。
セラピストを好きになってしまったが故に、性感マッサージ以上のことをしてほしい、または、普通の男女として付き合いたい、というようなことを考え始め、本番に興味を持ってしまう方が多いのではないかと思います。
セラピストを好きになってしまったときの対処法
まず、セラピストが好きだからこそ本番はしてはいけないということを、しっかりと理解しましょう。本番をしたことがお店にバレたら、①セラピスト本人が退職することになる②お客さんが出禁(=お店の利用を禁止される)になる、このどちらかか両方になります。
いずれにせよ、もうセラピストに会えなくなることは確かです。セラピストに会い続けたいのであれば、ルールを守ることが大事だということを心得ましょう。
本番をしたくなる理由③性感マッサージのテクニックが不十分だったから
女性用風俗は本番ができないがゆえに、それ以外のプレイ部分でいかに気持ちよくさせるか、いかにお客さんが満足できるかがセラピストの腕の見せどころです。ですので人気セラピストやベテランセラピストであれば技術力があるので、本番がなくても十分に(中にはそれ以上に)楽しむことができます。
一方でテクニックがないセラピストの場合、性感マッサージだけではお客さんを満足させられないということも。そんなときに、性感ができないなら本番すれば少しは満足できるかも…という気持ちを抱いてしまう、ということが背景にあるのかもしれません。
セラピストのテクニックが不十分だったときの対処法
バイブやディルドといった挿入系のアダルトグッズがあるので、それを使ってもらうことを相談してみましょう。セラピストのテクニックがイマイチでも、グッズそれ自体の機能で気持ちよくなれるかと思います。
また、次回からは思い切って別のセラピストを指名してみるというのもひとつの手。予約するときに、テクニックのある人でお願いできないかお店側に相談してみるのも○。
女性用風俗で本番を求められたらどうする?

一方で、女性側ではなくセラピストから本番を求めてくる場合もごく稀にあります。(とはいえ、基本的には真面目に働いているセラピストがほとんどです。)
セラピストが本番行為を求めてくるのは、一体どんな事情なのでしょうか? また、求められたらどのように対応すればよいのでしょうか?
セラピストが本番をもちかける理由
セラピストがお客さんに本番を持ちかける理由としては、次のようなものが考えられます。
理由①お金が欲しいから
本番ができると持ち掛けて、その分のお金を支払わせるパターン。女性用風俗では性感マッサージのプレイ代金としてお店にお金を払いますが、それとは別に本番のプレイ代としてセラピスト本人にもお金を渡すことになります。
この行為自体は「裏引き」と呼ばれ、お店にお金が入ってこないので風俗店では禁止されており、裏引き、本番とダブルでルールを違反する行為になります。
理由②性感マッサージなどのサービスを手抜きしたくて
セラピストの仕事は、女性のエスコートから性感マッサージとやることも多く気を遣う仕事です。それを手抜きして楽してお金を稼ぎたいがために、本番を持ちかけてプレイを短縮したり、性感マッサージ自体をやらないというセラピストも、中にはいるようです。
理由③そもそも本番がしたいという目的でセラピストになったから
これはごくまれですが、そもそも女性とセックスがしたいという自分本位な目的でセラピストになっている場合、自分の欲を満たしたいがために本番を持ちかけてくることがあります。ただ、最近は風俗店の面接も厳しく、こういった自分本位なセラピストは採用されないことが多いので、ごくごく稀なケースと言えます。
セラピストに本番を持ちかけられたときの対処法

タイプのセラピストに本番を誘われたら嬉しくなって受け入れてしまうという方もいるかもしれません。しかし、本番をしたくない女性にとってはすごく困ってしまうこと。それにここまでお伝えしたように、どちらが持ち掛けても本番行為がNGなことに変わりありません。
もし本番を持ちかけられたらまずはその場でしっかりと断りましょう。そしてお店に報告しましょう。黙っていたら苦しむのはあなたです。ルールを守ることがあなた自身を守ることになりますので、勇気を出してご連絡ください。
本番行為をうながされた詳しい断り方は以下の記事を参考にしてください。
※内部リンク「女風で本番行為をうながされたら?対処法」
お店を通さない交流は絶対にダメ!
先ほども触れましたが、お金欲しさに女性側の好意を利用したり弱みに付け込んで、「お店を通さなければもっと安く会えるし、本番もできるよ」ということを持ちかけてくるセラピストもいるという話を聞きます。
裏引きは風俗業界全体のルール違反であり、売春防止法の法律違反にもなりかねません。セラピストが辞めさせられたり、お店がつぶれたり、女性側もブラックリスト入りさせられて利用を断られることもあるので、裏引きには絶対に応じないようにしましょう。
ルールを守って楽しもう!
女性用風俗での本番禁止についてお伝えしてきましたが、逆に言えば本番行為以外のデートやマッサージ、性感マッサージなどいろんなことができるのが女性用風俗の魅力。
ルールの範囲内であれば安心安全に非日常のプレイを楽しむことができます。ルールにのっとって利用しましょう!